本日の講座は映画鑑賞(当然字幕なし)。
警察の人の会話なんてさ~~~っぱりわかりませんでした。
1991年に実際に起こった誘拐事件だそうです。
設定や名前は変わっていて、誘拐された子供、サンウの父親であるソル・ギョング氏の
役はニュースアンカー。
87回もの脅迫電話を掛け続け、早い段階で身代金を手にし、殺害した後も
脅迫し続けまた身代金を手にする犯人。(たぶん早いうちに殺害している)
誘拐から44日目に息子の水死体が上がるまでの両親の苦悩が描かれています。
肥満の息子に厳しく食事制限する母(キム・ナムジュ)と優しい父。
犯人とのやりとりの中、息子との様々な出来事が幻となって現れます。
抜ける寸前だった乳歯が封書で送られてきたり、子供の声を聴かせてくれと頼む
親に録音しておいたテープを聴かせたり、本当に親が可哀想でした。
ソル・ギョングは好きな俳優さんですけど、キム・ナムジュって、私多分モデルしか
見たことなくて、リアルで知ってるこの人はワイドショーに出ればCM撮影ばかりで
どうなのかなって思ってましたが、上のポスターのように、疲れ果てた表情や
緊張した表情がとてもよくて好演してたと思います。結婚して肩の力が抜けたような。
ソル・ギョングはやっぱりうまかったし。(メイク結構濃かったんだけど^^;)
カン・ドンウォンの声、なかなか怖かったです。
電話の声は本当に聴き取りにくくてほとんどわかりませんでしたが~。。。
姿も、両親が右往左往するうしろ~の方に出てきたりして、映画のスパイスに
なっていました。
ラストは仕事を休んでいたソル・ギョング扮するアナウンサーが復帰し、
息子の殺害ニュースが報道されます。
これは自分の子供だと涙ながらに訴え、「必ず探し出す」と父は犯人の声を
ニュースで流します。
この声がホンモノなんだそうです。
画面には当時の推定年齢や身長、言葉の特徴から推定出身地、似顔絵が
出てきます。結構長い時間で途中いや~な笑い方をしたりちょっと寒くなりました。
この映画を製作するに当たって、親にまたスポットが当たったそうですが、
今も犯人を捜し続けているそうです。ツライなぁ。。。
先生が重要な部分を説明してくれたのでずいぶん楽しめました。
それがなかったらこの手の映画は本当にお手上げ!
1991年、テレビの画面には盧 泰愚(ノ・テウ)大統領が映っています。
私がリアルタイムで覚えているのはこの人からです。
この時代、ラルフのポロシャツを着ている子供はお金持ちだとか、
この時代は警察の力がなかったとか、この時代のお金持ちはみんな現代の
この車に乗ってたとか、流行語などを教えてもらいながら見るとずいぶん
面白く感じるものです。外国の映画を楽しむのって大変。。。